将来価値計算ツール
一括投資や定期的な積立の将来価値(満期時の受取総額)を計算します。
| 期 | 該当期時点の将来価値 |
|---|
数式:
FV = PV × (1 + r)n + PMT × ((1 + r)n − 1) / r(r > 0 の場合)FV = PV + PMT × n(r = 0 の場合)- 一般的な普通年金(期末払)の公式に基づき、各期の終わりに積立が行われるものとして計算します。
将来価値の考え方
直感的な理解
将来価値(Future Value: FV)は、現在持っている資金(現在価値 PV)や毎期の積立(PMT)が、一定の金利で複利運用された結果、将来いくらに増えるかを計算する概念です。利息がさらに利息を生む複利効果によって、期間が長くなるほど資産の伸びが加速します。
期末払(普通年金)と期首払の違い
このツールは一般的な期末払(普通年金: Ordinary Annuity)を採用しています。積立投資信託など通常の定期積立は月末や期末に行われることが多いためです。一方、期首払(Annuity Due)では期のはじめに積立を行うため、積立部分に 1 期間分の複利効果 (1 + r) が加算されます。
Excel や関数電卓での計算
Excel や Google スプレッドシートでは =FV(利率, 期間, [定期支払額], [現在価値], [支払期日]) 関数を使用します。財務関数では「手元から出る資金」をマイナスで入力する慣例があるため、=FV(5%, 10, -100, -1000, 0) と指定すると 2886.68 が返されます。
計算例
例 1: 当初 1,000、年利 5%、10 期間(積立なし)
PV = 1000、PMT = 0、rate = 5、periods = 10 を入力。結果: 1,628.89 (1628.89)。
例 2: 毎期 100 の積立、年利 5%、10 期間(元本 0)
PV = 0、PMT = 100、rate = 5、periods = 10 を入力。結果: 1,257.79 (1257.79)。
例 3: 当初 1,000 + 毎期 100 の積立、年利 5%、10 期間
PV = 1000、PMT = 100、rate = 5、periods = 10 を入力。元本と積立の双方が運用され、結果は 2,886.68 (2886.68)。
関連ツール
将来価値は、将来の金額を今日の価値に割り戻す 現在価値計算ツール の鏡像です。
- 複利推移の詳細。 元本と利息の内訳や累積利息の推移を詳しく確認するには 複利計算ツール をご利用ください。
- 目標額からの逆算。 目標とする将来額から必要な毎期の積立額を求めるには 目標貯蓄計算ツール を利用します。
- 不均一なキャッシュフロー。 各期の入出金が異なる投資プロジェクトの評価には NPV / IRR 計算ツール が適しています。
- 借入と返済。 資産形成ではなくローンの返済スケジュール試算には 元利均等返済計算ツール をご利用ください。
よくある質問
利率が 0% の場合も計算できますか?
はい。利率が 0% のときは複利運用が発生せず、単に FV = PV + PMT × n となります。元本 1,000 に 100 を 10 回積み立てた場合は 2,000 となります。
年利と月次積立を合わせるにはどうすればよいですか?
期間の単位と利率の単位を一致させる必要があります。毎月積立で 10 年間(120 期間)の場合は、年利を 12 で割った月利を入力してください(例: 年利 6% なら 0.5%)。
税金やインフレ率は考慮されていますか?
いいえ。計算結果は税引前・名目値です。インフレを考慮した実質購買力で見積もる場合は、インフレ率を差し引いた実質利率を入力してください。